特別講演に登壇させていただきました~福祉用具プランナー研究ネットワーク 第5回研究大会in熊本

2019年7月21日日曜日、熊本にて
福祉用具プランナー研究ネットワーク 第5回研究大会が開催され
大盛況のうちに終了しました。
企画されたスタッフの皆様、全国からご参加くださった皆様、本当にお疲れ様でした。

 

私、池田由里子も特別講演の講師としてお招きいただき、たいへん光栄でした。

 

特別講演は3つ行われており
お二人の先生方のお話にも大変興味がございましたので
午前中から聴講させていただきました。

 

 

 

前職時代、北欧の高齢者施設を視察させていただく機会が複数回あり
フットケアは、通常のケアとして日常的に浸透していると聞いていました。
そのこともあり、竹永先生のお話は終始共感しつつ、多くを学ばせていただきました。

 

(ノルウェーのリハビリテーションセンターでのフットケアの様子)

 

特に理学療法士をはじめとした
立位、歩行に関わる専門家の皆様にとって
足部の状態、靴下、靴、床面などの要素のチェックは欠かせません。
むくみ、巻き爪、ひび割れた踵など、問題のある足のままでは
安定した立位や歩行に悪影響を与えます。

 

日本でももっとフットケアが普及されるよう願うと同時に
竹永先生のご活躍を心より応援させていただきたいと思っています。

 

 

 

内田先生とは、良くお会いする機会もあり、
同じ研修会の講師としてご一緒することもあるのですが
その時間が重なっていることなどでタイミングが合わず
実は今回初めて、講演に参加させていただきました。

 

事例検討会方式の進行で
3つの福祉用具貸与事業所様からそれぞれ福祉用具プランナーさんの発表があり、
その後さらに詳しく内田先生から解説があるという流れでした。
事例検討の進行はとても実践的で、勉強になります。

 

3名のプランナーさんのうち、2名の方は
日中リラックスして過ごせるソファの設置を提案されていて
とてもよかったのですが
介護用ベッドやマットレス選定への細やかな配慮に比べると
ソファへのコメントが少なかったのが少し残念に感じました。

介護保険対象外である普通の椅子やソファは
「福祉用具」「住宅改修」というテーマの研修においては
あくまでもプラスアルファのご提案ということは承知しています。
ですが、実際の事例では
誰がこのソファを適切なアドバイスとともにご提案するのでしょうか。
福祉用具と住環境整備、そして快適な暮らしへのシームレスなサポートって
なんとかしてうまくできないものでしょうか・・・

 

また、内田先生に直接、講演終了後にリクエストさせていただいたのは
受講者の手元資料図面の、縮尺を合わせてほしいということ。
1/100の縮尺でしたので、三角スケールを持っていなくても
手持ちの定規で正しい寸法がすぐにわかります。
そうすると、プランナーさんの発表を聞きながら、
廊下の幅やベッド周りの寸法を計り、動線の確認をすることもできます。
道具の性能とともに、スケール感、正しく寸法を把握することも
より適切なアドバイスのためには重要なことであると感じます。

 

(定規をいつも持っていない人のために、
資料の付録的に、10センチ分くらい、そこだけ切り取って使えるように
定規を印刷したものがあればいいなと思いました。
設計士さんの名刺には、時々、スケールを印刷している方がいらっしゃいます。
とても気が利いていて便利です(*^^*))

 

それからもう一つ。
”福祉用具の選定とレイアウト”の事例検討会ではありますが
福祉用具以外のお手持ちの家具の存在がとても気になりました。
今回はそれが全く無い、空き家の状態に
用具をプランするという設定でしたが
実際には家具も、そしてモノも、住まいの中には溢れています。
長年使った家具やモノは、ご本人様にとっては家族のような存在となり
簡単に捨てることのできないものです。

 

モノを多く持ちすぎる傾向にある日本人の住まい。
福祉用具の選定は、手持ち家具やモノとの共存も1つの課題であると感じています。

 

「福祉用具」「住宅改修」にとどまらない、
ご利用者様の住まいと暮らしを保険内・保険外含めて
トータルに相談できるサービスが、私なら欲しいと感じます。

 

内田先生とはそれぞれの仕事や家族のご縁がいろいろとあり、
以前から我が家のホームパーティにご招待させていただきたかったのです。
そこでいろいろとご相談を!と、思っているところです(*^^*)

 

 

 

私は、昨年出版された共著本、
『リハビリテーションテーション×ライフ
~暮らしのリノベーション・住宅改修と住環境整備 7つの新常識~』
にも記述している、”3つの居場所”という切り口から
インテリアリハビリテーション®について
解説させていただきました。

 

 

 

まさに、私の前にご講演された内田先生が
「(住環境整備において)いろいろと課題はあるけど、
もしも何か突破口があるとしたら、それは何?」
という質問を事例検討会で3名のプランナーさんにされていました。

 

インテリアリハビリテーション®という考え方は
もしかしたら住環境整備における「突破口」の一つとして
捉えていただけるかもしれません。

 

人は機能性だけでは満足しないものです。
サプリメントで栄養補給できますと言われても、
美味しいもの、盛り付けが綺麗なもの・・・
やはり美しいものを求めます。

 

きれいだなあ、快適だなあ、居心地いいなあ・・・こんな気持ちが
住環境整備のみならず
そのかたの”想像を超えるゴール”へ到達する
はじめの一歩に、やさしく背中を押す手に、なれたらいいなあと思います。

 

 

 

 

会場での集合写真、当日打ち上げ会でのお写真、ご一緒させていただきました。
(プラネット様よりお写真お借りしました。)
楽しく、学び深い一日に心よりお礼申し上げます。

 

 

打ち上げ会の後は、『リハビリテーション×ライフ』執筆にあたり
たいへんお世話になった、山梨からご来熊のM様と同僚のT様とともに
燻製のおつまみとハイボールを楽しむ熊本ナイツ☆彡

 

福祉用具、介護用品、家具、便利グッズ、雑貨・・・
この線引きって何なんだろう~?、から
深い話まで語り合って楽しい時間でした。

 

 

 

福祉用具プランナーの皆様にもお勧めしたい
今後のリハブインテリアズ主催セミナー】

 

2019年8月18日(日)14時~16時

リハブ■カフェ Read For Action読書会 
テーマ:「整理収納」とリハビリテーション
※医療福祉に携わる皆様の創造性(クリエイティビティ)を向上させる読書会。
かた苦しくなく楽しい雰囲気、本を読むハードルが下がったと好評いただいています。

 

2019年8月21日(水)10時~17時
整理収納アドバイザー2級認定講座

※家庭の整理収納を学べます。
(介護用品をお届けしたお宅がもしもモノが散乱して、片付いていないお家だったら、
ご家族にどんなアドバイスをしますか?)

 

2019年8月25日(日)10時~16時半

整理収納アドバイザーBAV認定講座(ビジネスアシストバージョン)

※職場の整理収納を学べます。
(転倒予防の環境整備はまずは片づけからと言いながら、
事業所が片付いていないなんてこと、ありませんよね!?
業務の効率化のみならず、お客様へのおもてなしにもつながり
片づけて獲得した安全安心な職場は、スタッフの意欲向上にも効果を発揮します。)

 

2019年9月8日(日)10時~17時
”住まいの” インテリアリハビリテーション基礎講座~ケアに活かす環境づくり・住宅編~
※福祉住環境整備におけるインテリアリハビリテーション®について学べます。
(福祉用具プランナー研究ネットワーク第五回研究大会・特別講演にてお話した内容を
じっくり一日かけてお伝えします。
共著本『リハビリテーション×ライフ』の池田執筆担当箇所をテキストにしています。)

 

★インテリアリハビリテーション基礎講座~ケアに活かす環境づくり・施設編~は、
年内にリニューアル予定です。
しばらくお待ちくださいませ。

 

 

【好評発売中です!!!】
監修・共著させていただきました、
『リハビリテーション×ライフ
~暮らしのリノベーション・住宅改修と住環境整備 7つの新常識~』

 

 

出版社サイトはこちら
http://www.gene-books.jp/SHOP/M-0010-RL.html

 

Amazonはこちら
https://goo.gl/83AsGh

この記事を書いた人
池田 由里子

池田由里子

株式会社リハブインテリアズ 代表取締役(理学療法士・インテリアコーディネーター)
医療福祉施設「環境づくり」の専門家。
施設インテリアを再適化することで、患者様やお年寄の心や身体の回復をサポートする考え方 「インテリアリハビリテーション®」を提唱、実践しています。

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