久しぶりの吉田紗栄子先生とバリアフリーデザイン研究会

日本のバリアフリー住宅設計の先駆者でいらっしゃる紗栄子先生が
熊本でご講演とのこと、
久しぶりにお目にかかれるのを楽しみに参加させていただきました。

 

講演タイトルは「快適なバリアフリー住宅をつくるために―北欧視察を通じて考えること」

 

前半は、高齢者の五感の機能低下に対して、それぞれアプローチや事例の解説、
後半は北欧の高齢者住宅や施設の視察報告、会場とのディスカッションでした。

 

私自身も福祉住環境整備、生活環境論などで

講義やセミナーをさせていただく機会があり
紗栄子先生のご講義の切り口、伝え方などとても参考になりました。

 

今回一番、感動したのは
「パラリンピックの選手をお茶に招(よ)ぼうプロジェクト」のお話。
http://www.ssf.or.jp/ssf/tabid/813/pdid/265/Default.aspx
紗栄子先生がバリアフリー設計の道に進まれたのは、

1964年東京パラリンピックで
通訳ボランティアをされたことがきっかけとお聞きしていますが、
2020年の開催に向けてこのようなプロジェクトを立ち上げられたそうです。
高齢者の住まいを考える、障がい者を理解する、そんなきっかけになればとのこと。
紗栄子先生のバイタリティ溢れるその活動はとどまるところを知りません。

 

2011年、紗栄子先生が東京で視察報告会をされた時も参加しておりまして、
その際に書いたブログをこちらでシェアします。
記事にした思いは私自身、今も変わっていません。

https://goo.gl/JdBUrK
※過去のブログですのでリンクがいろいろと切れておりますが、ご了承くださいませ。
※ブログ内でご紹介しているお写真は以下に添付します。

 

 

参加者同士のディスカッションでは
日本の福祉、高齢者のための住まい、病院や施設を変えていくには
やはり「教育」が大切であると、複数の方がお話されていました。

 

私も同感です。
北欧福祉の理念に学び、日本文化に訳して理解し、日々実践していくこと。
そのお手伝いができるよう、
弊社では「インテリアリハビリテーション」という概念にして、
教育活動に今後も力を入れていきたいと考えています。

 

さて、この講演会を主催されていたのは、バリアフリーデザイン研究会様。
実は創設時から10年以上、私も会員として学ばせていただいておりました。
懐かしい皆様方とも、久しぶりのご挨拶をすることができました。

 

研究会を紹介してくれたのは、当時のメンバーでもあった
インテリアスクールの恩師、H先生。
理学療法士である私がインテリアスクールの門戸をたたいた際、
北欧の福祉、暮らしを視察された直後だった先生が
理学療法士がインテリアを学ぶのはとても意義あること、と
背中を押してくれたことが今につながっていると確信しています。
晩年の先生は難病による障害とともに、
車椅子、デジタルデバイスなどさまざまな福祉用具を活用されながら、
最後まで精力的にお仕事をされていました。
そんな先生との思い出も蘇ってくる、ひとときでした。

 

 

【リハブインテリアズの教育活動はこちらから】

 

★11月26日月曜日 19時~21時
リハブ■カフェ Read For Action読書会
テーマ:リハビリテーションと「人口減少」
https://www.read4action.com/event/detail/?id=6488

 

事前に読んでこなくてよい読書会です。
楽しいおしゃべりと美味しいお茶の時間は
北欧でいうフィーカ(スウェーデン語で「コーヒータイム」や「休憩」の意味)、
ヒュッゲ(デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味)を
日本でも体験していただけるひとときです。

 

★12月16日日曜日 10時~17時
『”住まいの” インテリアリハビリテーション基礎講座
~ケアに活かす環境づくり・住宅編~』
https://goo.gl/kkBJpH

 

これからの福祉住環境整備に求められるもの。
改修工事や福祉用具だけではなく、
欲しい暮らし、その人らしさを支援するため、
インテリアにできること=“新たな視点”をお伝えします。

 

 

 

【好評発売中です!!!】

 

『リハビリテーション×ライフ
~暮らしのリノベーション・住宅改修と住環境整備 7つの新常識~』

 

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この記事を書いた人
池田 由里子

池田由里子

株式会社リハブインテリアズ 代表取締役(理学療法士・インテリアコーディネーター)
医療福祉施設「環境づくり」の専門家。
施設インテリアを再適化することで、患者様やお年寄の心や身体の回復をサポートする考え方 「インテリアリハビリテーション®」を提唱、実践しています。

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